いつまでたっても、部下が仕事を覚えてくれない…
部下がなかなか成長してくれなくて、仕事を振れずに困っている。
部下の育成で悩んでる方は多いのではないのでしょうか?
部下には責任感を持って、積極的に仕事をしてもらいたいものです。
部下の育成がうまくいってる部署は、それぞれ自分のために多くの時間を使えるので、大きな成果を出すことができます。
実は部下の育成は、あなたが思っているよりも難しくはありません。
そこで今回は部下の育成ついてご紹介します。
僕が実際に部下の育成で効果があった方法なので、ぜひ参考にしてみて下さい。
部下の育成で効果があった方法
僕は様々な会社で多くの部下の成長を間近でみてきました。
その中で一番効果があった、部下の育成方法をご紹介します。
ただし!注意点もあるので、実践する場合は最後までしっかりと読んで下さい。
責任を持った仕事を振る
部下の育成で一番効果の高い方法は、責任がある仕事を振ってしまうことです。
部下は責任感を持つことで、他人を頼れない状況になるので、いやがおうにも自力で仕事をこなすしかありません。
そうすることで、部下は自分の頭で考え行動します。
また仕事に対して必死になるので、上司に対する質問の質も上がってきます。
そして責任感を持ち、仕事をうまくこなせると、それがひとつの成功体験となり、今までとは違った新しい仕事の楽しみ方を学ぶことができます。
新卒で入ったデザイナーのAさん。
まだまだデザインはうまくできなくて、簡単なデザインを先輩に振られて仕事をしていました。
ただその簡単なデザインも、うまくできないのが現状でした。
このままだとまずいと思い、ディレクターと話しをして、彼女にWebサイトのデザインをいちからお願いすることにしました。(もちろんフォローを厚くして)
そうすると今まで作業の様に仕事をしていたAさんが、ディレクターにどんどん質問をして、積極的に仕事をし始めました。
そしてデザインには時間が掛かりましたが、お客様の納得のいくデザインが、納期を過ぎずに作ることができました。
その後もAさんは様々なことを積極的に学び、今では第一線でデザイナーをしています。
僕は何度もこのような経験をしました。
責任がある仕事を振ってあげると部下は急激に成長します。
上司は勇気をもって部下に仕事を振るべき
部下に責任を持った仕事を振ると、部下をすごいスピードで成長します。
たぶんこのことは、上司もなんとなくわかっているのではないでしょうか?
では、なぜ仕事を部下に振ることができないのでしょう。
それは上司が、その部下にはまだ仕事を任せるだけのスキルがないと、考えているからです。
部下が失敗したら、上司の責任になるので、できるだけ失敗しないようにしたいですよね。
それが責任を持った仕事を振れない理由です。
でもそれだと部下の育成できません。
少しぐらいの不安だったら仕事を振っても大丈夫
ちょっと頼りないけど大丈夫かな?
仕事振っても大丈夫かな?
これぐらいの不安だったら、仕事を振っても大丈夫です!
明らかに仕事を振ったらまずい部下は、あなたには絶対にわかっているはずです。
上司は勇気をもって、部下に責任のある仕事を振ることで、部下が大きく成長し、自分自身も仕事がやりやすくなります。
部下が成長するといいことばっかりなので、ぜひ仕事を振ってみて下さい。
まだ仕事振ったらダメな部下の特徴
勇気をもって仕事振ってもらいたいですが、やはりまだ仕事を振れない部下がいるのは事実です。
ではどんな部下には仕事を振るとまずいのかを説明します。
- その業務の基礎がわかっていない部下
- その業務の流れがわかっていない部下
- 仕事を抱え過ぎている部下
このような部下には、責任のある仕事をいきなり振るのはやめましょう。
業務の基礎、業務の流れがわかっていない部下は、言ってしまえばまだ研修中だと考えて下さい。
まずはとにかく仕事を覚えてもらうことに専念してもらいましょう。
仕事を抱え過ぎている部下は、仕事の進め方に大きな問題を抱えている可能性が高いです。
まずはそこをクリアにしてから、責任のある仕事を振らないと、キャパオーバーで最悪仕事を辞めてしまうことになります。
部下の育成で気をつけるポイント
部下の育成で気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。
僕が今までの失敗から学んだことなので、参考にしてみて下さい。
モチベーションの違いを知っておく
当たり前ですが、人それぞれ仕事に対してモチベーションが違います。
その人がどんなモチベーションで、仕事をしているのかを把握して、仕事を振るようにしましょう。
- 独立するために会社で成果を出したいと思って働いている人
- 会社が好きで、会社のために一生懸命働いている人
- 給料をもらえればとりあえずいいと思って働いている人
- できるだけ働きたくない人
- 会社を学校だと思って働いている人
- なんとなく働いている人
- 転職を考えながら働いている人
このように人それぞれ働く理由が違います。
やる気のある人は自ら動いて学ぶので問題ないのですが、やる気のない人は正直めんどくさいです。
そういう人にはいきなり責任のある仕事を振れないので、小さな仕事を少しずつ振って、成功体験を積み重ねてもらうようにしてます。
そうすることで、徐々に仕事楽しいかも!?って思ってもらえます。
僕は成果をとにかく出したいタイプなので、他の人も仕事に対してそういうふうに思っていると考えていた。
そのため指示の出し方も厳しく、求めることも高かったため、部下のモチベーションを下げることになり、仕事がうまく回らなくなってしまった。
話しかけにくい雰囲気を出さない
話しかけにくい雰囲気(オーラ)を出してませんか?
もしそうだとしたら、それは今すぐやめましょう。
話しかけずらい人は、部下からの報告が上がってこないので、毎日何かトラブルを抱えてることが多いです。
常にトラブルを抱えているので、さらに話しかけずらい雰囲気が出て、そしてイライラし不機嫌になって…と悪循環になりますので、普段から話しかけられやすい人になりましょう。
- 呼ばれたら明るく返事をする
- たまに自分から雑談をする
- 忙しいからと言って不機嫌にならない。忙しいときに話しかけられたら、10分時間を頂戴!と言えば、たいていわかってくれます。
部下を注意するときに気をつけること
部下に注意するときに気を付けることは、注意をしてへこませると、その後フォローしても無駄と言うことです。
これをNo But話法と言います。
No But話法とは最初に悪いニュースを伝えて、あとからポジティブな内容でフォローするという話法です。
「最近遅刻が多いようだな。業績が上がってきているのに台無しじゃないか」
このように先に悪いニュースを伝えてしまうと、後からいくらフォローしても相手は精神的にショックを受けているので、後半のポジティブなニュースは耳に入っていません。
ネガティブな印象だけを強烈に与えて、相手を落ち込ませる話法です。
このパターンで部下に話しをしてまう上司の方は多いのではないでしょうか?
これだといいコミュニケーションが取れません。
そこでクッション話法を知っておくととても便利です。
部下の育成で効果がなかった方法
手取り足取り教える
1から10まで手取り教えるのは、部下の育成にはほとんど意味がなかったです。
これを続けると指示を出されないと、動けない人になってしまうので、気を付けましょう。
仕事振ってから、ある程度考えさせるために、放置をすることは必要なことです。
部下のタイプを把握しないで指導する
部下のタイプを把握しないで、指導をすると失敗します。
というか会社辞めます。
- 怒られることで燃える人
- どんどん仕事が欲しい人
- ひとつの仕事をじっくりとやりたい人
- ルールで縛られたい人、縛られたくない人
仕事のやり方、進め方も人それぞれです。
部下のタイプを把握して、仕事を与えるとすごい成果を出したりします。
その人に合った職場づくりも上司の大事な仕事です。
※会社のルールは守った上での話です!ただのわがままの場合はしっかりと律しましょう。
部下が成長しないのは上司が悪いかも
上司のせいで部下が育たないというのは大いにあります。
僕自身も成果を出せた会社、成果が出せなかった会社とあるのですが、社風が合う会社、上司と気が合う会社は、のびのびと仕事ができて成果が出せました。
逆に社風が合わない会社、上司と合わない会社は成果も出せないしボロボロでした。
なので可能な限りみんなが働きやすい環境をつくることが大事だと思っています。
会社・上司が合わなくて力が出せていない人
成果が出せない人、仕事が楽しくない人、その会社であなたの能力がうまく使えてない可能性が高いです。
自分はどんな環境で働きたいのかを、見つめ直してみるといいかもしれません。
まとめ
今回は部下の育成についてご紹介しました。
部下の育成で大事なのは、責任感のある仕事を任せてみること!です。
心配で任せられない気持ちは痛いほどわかりますが、任せてみると案外平気なことがほとんどです。
勇気を出して仕事を振ってみましょう!