最近はメモなどは紙のノートに書き込むのではなくスマホ・タブレット・PCに入力することが増えました。
僕も基本的には手書きのノートはあまり使わずにスマホ・タブレット・PCに入力しています。
手書きよりも入力が早いし、楽ですもんね!
ただずっと気になっていたのが、スマホなどに入力するとあまり記憶に残らないということです。
入力したことに満足して放置してしまってることが多い…。
今回は手書きとタイピング入力で、どっちのほうが記憶に残りやすいのか、気になったので調べてみました!
手書きの方が記憶に残りやすい
結論から言うと、手書きでノートをとるほうが記憶に残りやすく、勉強効果が高いことが明らかになっています。
いくつか実験がされているのでご紹介します。
手書きノートとノートパソコンの学生でどちらが成績がいいのか?
プリンストン大学とカルフォルには大学、ロサンゼルス校の共同研究所が、「手書きでノートをとる学生」と「ノートパソコンでノート」をとる学生ではどちらが成績がいいのか、両者を分けて比較をしました。
その結果は、「手書きでノートをとる学生」のほうが、よい成績を上げ、より長い時間にわたって記憶が定着し、新しいアイデアを思いつきやすい傾向にあることがわかりました。
僕も手書きのほうが記憶に残りやすいと思ってはいましたが、このテスト結果からも明らかになっています。
テスト内容
学生に4コマの授業を受けてもらい、ノートパソコンを使ってノートを取るグループと、紙に手書きでノートをとってもらうグループに分けて講義をしました。
翌週、10分間ノートで復習した後に40分間の試験を行いました。
その結果、手書きでノートを取ったグループのほうが講義の理解度が高いという結果になりました。
手書きとタイピング入力でどちらがより記憶できてるか
スタヴァンゲル大学(ノルウェー)とマルセイユ大学(フランス)の共同研究で、手書きとタイピングでどちらが長期間記憶できているかテストしています。
テストの結果からタイピングよりも手書きのほうが記憶に残りやすことがわかりました。
テスト内容
手書きのグループとタイピングのグループにわけて、20文字のアルファベットの文字列を暗記してもらいます。
そして3週間後、6週間後に、その文字列をどれだけ記憶しているのかテストしました。
その結果タイピンググループよりも手書きグループのほうが高い成績を収めました。
手書き中とタイピング中の脳の動き
手書きしてるときと、タイピングしてるときの脳の動きをMRI(磁気共鳴画像)でスキャンしたところ、手書きしているときのみブローカ野という言語処理にかかわる部位が、活性化していることも明らかになっています。
まとめ
実験の結果から手書きのほうが、タイピングよりもより記憶に残りやすく、勉強効果が高いことが明らかになっています。
効率よく学びたいならノートは手書きでとったほうがいいでしょう!
身の回りのことを全部デジタルで済ませてる人は、一度メモ帳を買って手書きでメモをしてみてはどうでしょうか!?
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