Webデザイナーってどうやってなるの?
美大とか出てないと無理?
未経験だとWebデザイナーになれない?
Webデザイナーはデザインの学校に行ってなくても、まったくの未経験でもなることができます。
Webデザイナーになる方法は大きくわけて4つです!
- 独学で勉強する
- 専門学校に通う
- 職業訓練校に通う
- Webデザインスクールに通うor通信
それぞれメリット・デメリットがあります。
あなたに合った方法を取らないと、Webデザイナーになれないばかりか、多くの時間を無駄に過ごしてしまいます。
そこで、今回は独学・専門学校・職業訓練・Webデザインスクールのメリット・デメリットを紹介します。
それぞれどんな人にオススメなのか紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
僕は28歳で、まったくの未経験からWebデザイナーになりました。
現在はWebマーケティング、Webデザイン、プログラミングといろいろとやっています。
これからWebデザイナーになりたいと思っている方が、この記事を読んで何か行動を起こしてくれたら嬉しいです。
またWebデザイナーの年収や働く環境なども、僕の経験の範囲で紹介させていただきます。
Webデザイナーとは
Webデザイナーとは、お客さんに依頼されたWebサイト(ホームページ)を制作する人です。
Webデザイナーは特に定義がないので、デザインをするだけの人、デザインとプログラミング両方する人などもWebデザイナーになります。
実際はWebデザイナーの中でもいろいろと呼び方がわかれていますが、とりあえずはホームページを作る人=Webデザイナーと覚えておきましょう!
Webデザイナーになる流れ
STEP1:Webデザインに必要なスキルを学ぶ
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STEP2:そのスキルを使ってWebサイトを作る
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STEP3:あなたが作ったWebサイトを紹介するWebサイト(ポートフォリオ)を作る
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STEP4:Webサイト(ポートフォリオ)を持って会社に面接に行く
↓
STEP5:採用されれば念願のWebデザイナーに!
Webデザイナーになるためには、このようなステップを踏む必要があります。
何も作ったことがない状態で、いきなり面接に行っても受かる可能性はほぼないでしょう。
というか書類で落とされることがほとんどです。
ただ、以前僕が働いていたWeb制作会社では、仕事への姿勢・考え方が会社と合致すれば、まったくの未経験でもポテンシャル採用というのがありましたが、これはかなりレアなケースです。
ポートフォリオとは、あなたが作ったWebサイトやイラスト、ロゴなどをまとめて紹介しているWebサイトです。面接官はそのWebサイトを見て、今までどんな作品を作ってきたのか、どのような作品を作れるのかを見ることができます。
未経験からWebデザイナーになる方法
未経験からWebデザイナーになることはできます。
実際に多くの方が、未経験からWebデザイナーに転職しています。
ただ、ポートフォリオサイトを作る必要があるので、面接を受けられるようになるまでが長いです。
スキルを学んで、ポートフォリオサイトを作り、面接できるようになるまで5~6ヵ月ぐらいです。
独学でWebデザイナーになる!【オススメ度★☆☆☆☆】
未経験から独学でWebデザイナーになるには、かなりの気合いと根性が必要な方法です。
というのも、まったくの未経験だとデザインやプログラミングをするときに、何が正解で何が間違っているのかを判断するのがとても難しいです。
また、わからないところを調べるのにも、ものすごく時間が掛かります。
独学だと、とにかく時間が掛かって効率が悪いので、どうしてもという理由がない限り、僕は独学をオススメしません。
独学のメリット
- 自分のペースで勉強することができる
- パソコンがある環境なら教材費などを買うだけで済む
独学のデメリット
- わからないことを調べるのに時間がかかる
- 効率的な方法を教えてもらえない
- 他の人の意見を聞きにくい
こんな人は独学がオススメ
周りに教えてくれるWebデザイナーの友人などがいる場合は、独学でも大丈夫だと思います!
専門学校に通う【オススメ度★★★☆☆】
専門学校に通ってから、就活をして企業に就職する方法です。
僕の勤めていた制作会社でも、専門学校卒のWebデザイナーがたくさんいました。
専門学校に通えば、2~3年かけて、様々なことを勉強することができるので、いろいろな知識がつきます。
ただ、それを制作会社で存分に発揮できるかはわからないので、専門学校に行く人は会社選びが重要になってきます。
メリット
- Webデザインだけでなく、様々なスキル・知識を身につけることができる
- 初任給が高い(会社によるけど)
- 有名企業・大きな会社に就職しやすい
デメリット
- 授業料が高くて気軽には行けない(100万/年とか)
- 時間がないと行けない(社会人はたぶん無理)
- 力を発揮できる会社を選ばないと、2~3年の勉強期間がもったいない
こんな人は専門学校がオススメ
Webデザインだけではなく、プログラミング、AI、ゲーム制作、イラストなど専門学校ではいろいろなことを学ぶ機会があります。お金と時間に余裕がある人は、専門学校も選択肢に入れてみてもいいかもしれません。
専門学校に行くほとんどの人が、高校卒業→専門学校→制作会社に就職って流れです。
職業訓練のWebデザインコースに通う【オススメ度★★★★☆】
職業訓練ではWebデザインコースがあるので、職業訓練に通って就職をする方法です。
職業訓練は無料で通うことができるので、金銭的にきつい人でも大丈夫です。
実際に職業訓練を卒業して、Webデザイナーになっている人は多くいます。(僕も!)
職業訓練とは?
国((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)や地方公共団体では、職業能力開発施設を設置し、あるいは、民間の専門学校などに委託して、主に雇用保険を受給している求職者の方を対象として職業訓練を実施しています。
このほか、新規高卒者などを対象とした長期間の職業訓練や、在職中の方のスキルアップを行うための職業訓練も行っています。厚生労働省HPより
メリット
- お金がかからない(条件によっては毎月お金がもらえる制度もある)
- ちゃんと勉強すればWebデザイナーとして就職できる
- わからないところは先生に聞ける
- 同じクラスの人に作品を見てもらって、アドバイスをもらうことができる
デメリット
- 5~6ヵ月は通わないといけない
- 友達ができて遊ぶ可能性がある
- 授業だけではなく、自分でも勉強しないと厳しい
こんな人は職業訓練がオススメ
本気でWebデザイナーになりたいけど、お金もないし有料のWebデザインスクールに通えないって人は、職業訓練のWebデザインコースがオススメです。
逆に「無料だし、なんとなく行ってみるかー」って人は続きません。
他人に流されないで、Webデザイナーになるために、しっかり勉強ができる人が職業訓練からWebデザイナーになれる可能性が高いです。
実際に僕も職業訓練のWebデザインコースを卒業して、Webデザイナーになることができました。
Webデザインスクールに通うor通信【オススメ度★★★★★】
Webデザイナーになるために必要なスキルを有料で教えてくれる学校です。
Webデザインスクールは通いながら学ぶ方法と、通信で学ぶ方法があります。
Webデザインスクールは、現場で使える最新のスキルが学ぶことができます。
就職・転職もサポートしてくれるので、効率的に勉強をしたい人やWebデザイナーに転職したい人は、Webデザインスクールがオススメです。
メリット
- 最新のスキルを学ぶことができる
- 現場で役に立つスキルを学ぶことができる
- サポートをしてくれるので就職・転職がしやすい
- 時間に融通がきくので、時間がない社会人でも通いやすい
- 周りにモチベーションが高い人が多い
- 同期と就職後も相談しあったりすることができる
デメリット
- お金がかかる(6ヵ月~8ヵ月で40万円~60万円)
- 地方の人は通うのが難しいので、通信で学べるところを選ぶ必要がある
こんな人はWebデザインスクールがオススメ
授業料が払えるのなら、Webデザインスクールで勉強をするのが最もオススメです。
実際に現場で働いている・働いていた人が教えていることが多いので、現場で必要なスキルなども教えてくれます。
Webデザイナーとして就職するには、Webデザインスクールで学ぶのが最も効率がいい方法だと思います。
Webデザイナーに必要なスキル
デザインソフトを使うスキル
デザインをするときに使うソフトは、アドビ社が出しているフォトショップ、イラストレーターを使うことがほとんどです。
なのでまず最初に勉強することは、
- フォトショップを使ってWebサイトをデザインする方法を学ぶ
- イラストレーターを使ってWebサイトをデザインする方法を学ぶ
このふたつを覚える必要があります。
制作会社によって使うソフトが違う
フォトショップでWebサイトをデザインする制作会社もあれば、イラストレーターでWebサイトをデザインする制作会社もあります。
自分が今まで働いた制作会社だと、フォトショップでWebサイトの全体的なデザインをして、ロゴやイラストなどのパーツはイラストレーターで作ることが多かったです。
ソフトを自分で買ったほうがいいの?
就職できてしまえば会社で使えるので、無理して買わなくてもいいですが、就職するまでは家で勉強できるように買ったほうがいいです。
フォトショップだけけなら月額980円で使うことができます。
イラストレーターだけだと月額1,280円です。
両方とも使ってみたい場合は、アドビのソフトが全部使えるコンプリートプラン(月額3,980円)がオススメです。
まずはフォトショップだけでも問題ありません。
フォトショップをある程度使えるようになったら、イラストレーターも使ってみましょう。
無料体験版もあるのでまずは触ってみましょう!
ここからフォトショップ、イラストレーターの価格を確認できます。
プログラミングのスキル
プログラミンとはフォトショップやイラストレーターでデザインしたWebサイトをWeb上で見れるようにプログラミングをする作業です。
ボタンをクリックできるようにしたり、画像がスライドするようにしたり、お問い合わせフォームからメールが送信できるような機能をつけたりする作業です。
覚えるプログラミング言語
必ず覚えなければならないのが、
- HTML
- CSS
です。
HTMLは画像や文字をWeb上に表示させるために使う言語で、CSSはWeb上に表示される文字の色を変えたり、文字のサイズを変えたりする、装飾の部分を担当します。
HTMLとCSSの後に学ぶ言語
次に覚えたい言語は、
- PHP
- Javascript
PHPはお問い合わせフォームなどを作るときに使うプログラミング言語です。
Javascriptは画像をスライドさせたり、Web上で動きを表現するときなどに使う言語です。
PHP、Javascriptはバリバリできなくてもいいですが、どんなことが書いてあるのか理解できるぐらいになる必要があります。(自分は苦手です…)
ただこのふたつを極めればエンジニアとして働く道も開けてきます!
HTML、CSSは厳密に言うとマークアップ言語と呼ばれます。
WordPressを学ぶ
現在多くのWebサイトがWordpressというシステムを使って作られているので、Wordpressは覚える必要があります。
今あなたが見ているこのブログもWordpressで作っています。
WordPressを使うと、Webサイトの更新が簡単にできたり、新しく機能をつけたり、その機能をカスタマイズしたりと様々なことができるようになります。
デザイン、HTML、CSSなどを一通りやったあとに、ぜひWordpressでブログを開設してみて下さい!
自分好みにカスタマイズしていく過程がとても勉強になります。
Webの知識があまりない人でもWordpressは手軽に始められるので、最初からWordpressでブログを初めても問題ありません。
Webデザイナーの年収
僕の経験になってしまうのですが、Webデザイナーの年収はだいたい300万円~550万円ぐらいが多いように思います。
僕が働いていた会社は専門学校の新卒で、年収300万円いくか、いかないかって感じでした。
Webデザイナーとして何年か働いて、実績を積んでいくと400万円超えてきます。
450万円以上は、ディレクターだったり、マネージャーだったりと管理職になっていく印象です。
Webデザイナーの働く環境
働く環境はとても良くなっていると思います。
僕が以前働いていた制作会社とコンサルティング会社は、とてもゆるくてカフェで仕事をしていてもOKな会社でした。
定時で帰る人も多かったですし、仕事量もそこまで多いというわけでもありませんでした。
ただ!制作には納期と言うものがあります。
自由でいられるのは、納期を守っているというのが前提です。
納期も守らずに、仕事をしていなかったらさすがに怒られます!
簡単にまとめると納期さえ守っていたら、別になんでもいいよーって感じです(笑)
会社によって全然違うので、あくまで参考程度にお願いします!ただ、昔みたいに徹夜が当たり前とか、めちゃくちゃなことをする会社は減ってきていると思います。どこも人手不足ですしね…。
まとめ
Webデザイナーになるには主に4つの方法があります。
- 独学で勉強する
- 専門学校に通う
- 職業訓練のWebデザインコースに通う(オススメ!)
- Webデザインスクールに通う・遠方の人は通信(オススメ!)
オススメは、職業訓練のWebデザインコースに通って学ぶ方法か、Webデザインスクールで学ぶ方法です。
お金を掛けたくない場合は、職業訓練のWebデザインコースで学ぶ方法を取りましょう!
お金はかかるけど、効率よく勉強をして、即戦力で働けるWebデザイナーになりたい人は、Webデザインスクールで学ぶ方法を選びましょう!
ただ、どの方法でも勉強するモチベーションが高くしておかないと、Webデザイナーになるという目標を達成することができません。
ぜひ、「絶対にWebデザイナーになってやるんだ!」っという気持ちで行動を起こしてみてください。
応援しています!
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ぶっちゃけWebデザイナーの年収ってどうなのよ!?