コンバージョン率(CVR)を上げたいけど、どこを改善していいかわからない。
コンバージョン率が上がらずに悩んでいる人は、多いのではないでしょうか?
特にホームページ(ブログなど)をひとりで、改善・修正をしている方は、視野が狭くなりどう改善すればいいのかわからなくなることがあります。
なので、一度客観的に自分のホームページを見てみるのがとても重要です。
今回は、自分が今まで担当したホームページで、コンバージョン率が低いホームページの特徴を紹介しています。
あなたのホームページが、この特徴を備えていないかチェックしてみて下さい。
コンバージョン率が上がらないホームページの特徴
目的がわからなくなっているホームページ
ホームページに訪れたユーザーにどうして欲しいのか?
目的がハッキリしていないホームページは、コンバージョン率がなかなか上がりません。
ユーザーは訪れたホームページで何をすればいいのかわからないので、お問い合わせ・申し込みをするまでに至りません。
ホームページを作る前は達成したい目的があって、ホームページを作ったはずです。
なぜこんなことになってしまうのでしょうか?
ホームページの目的がブレる原因
あるホームページを担当したときです。
ホームページを制作した当初は、サービスの申し込みを増やすのが目的だったのですが、僕が確認したときは情報が色々あり過ぎて、何のホームページかがよくわからない状況になっていました。
どうしてこんなことが起きるのかと言うと、色々な部署からくる要望をすべて反映させていった結果です。
- 求人募集を載せてくれ!
- SELA情報を載せてくれ!
- うちの部署の商材を1番目立つところに載せてくれ!
- 新しいサービスを始めたから載せてくれ!
当時のWeb担当者は言われるがまま、要望に答えて行きます。
このようなことを繰り返していくと、当初の目的から徐々にずれていきます。
これは本当によくあることで、このような要望に苦しんでいるWeb担当者は多いと思います。
特に社長からの指示だったり、立場が上の人からの指示だと断ることもできず泣く泣く情報を追加していくこともあります。
結果、なんだかよくわからないゴチャゴチャしたホームページができあがります。
【改善策】無茶な要望をスルーする方法
ではどのようにこの要望をうまくスルーしていくのか。
相手がホームページのことを理解する気持ちがある人でしたら、素直に「ホームページの目的と合わないので載せるのが難しいです」としっかりと説明すれば解決します。
ただ他の部署の人も売り上げや成績を上げることに必死です。
「とにかくうちの部署の成績が上がればなんでもいい!」
そう考えてる人も少なくはありません。
そういう人に説明してもなかなか理解してもらえないでしょう。というか理解する気がない。
この場合はうまく要望を聞かなくてはなりません。
自分が取った対策は、
- ブログで紹介してあげる
- Facebook、Twitterで流す
- 会社のトップページのお知らせで紹介する
このようにブログ、SNS、お知らせで紹介してあげることです。
間違ってもホームページのトップに、でかでかと宣伝することはしてはいけません。
ホームページに興味がなくて、無理な要望を言ってくる人は自分の情報が載っているのかチェックをする人はあまりいません。
とりあえず載せた・宣伝したということで満足してくれることが多いです。
Web担当者がしっかりと管理するのが大事
Web担当者は管理しているホームページの目的をしっかりと理解をして、その目的を達成できるように運用して行きましょう。
ホームページの成果があなたの評価になるのでしたらなおさらです。
そのためにも日頃から他部署の人とコミュニケーションを取っておくことが大事です。
問い合わせフォームが複雑
問い合わせフォームが複雑だと、コンバージョン率(CVR)がなかなか上がりません。
問い合わせフォームは極力シンプルにすることを心掛けて下さい。
ユーザーに入力するのがめんどくさいと思われたら終わりです。
以前担当したホームページの問い合わせフォームは、連絡希望日が第三希望まであり、連絡希望時間も第三希望まで、さらにどんな申し込みなのかを調べるための多数のチェックリスト、最後にアンケートまでありました。
確かにこれを全部埋めてくれたら、スムーズに対応することができますが、ユーザーは入力するのが大変です。
このような問い合わせフォームは入力している途中で心が折れるか、入力する前にページを閉じられてしまいます。
この会社は問い合わせフォームを改善するだけで、コンバージョン率が約1.3倍になりました。
【改善策1】入力内容は必要最低限に!
具体的な改善方法は、
- 名前
- 住所
- 電話番号
- アドレス
- その他要望
これぐらいまでシンプルな問い合わせフォームにしました。
あなたが管理しているホームページでは、ここまで絞るのは難しいかもしれませんが、できるだけシンプルになるよう心掛けましょう。
どうしてもユーザーに伝えないといけないことがある場合は、問い合わせ後の自動返信メールに記載するのもオススメです。
まずはとにかく申し込みをしてもらうことを第一に考えましょう。
【改善策2】注意事項が多すぎる
注意事項が多い、問い合わせフォームもコンバージョン率(CVR)が上がりにくいです。
トラブルを避けるために、問い合わせ前にユーザーに色々と注意したいのは非常によくわかりますが、そこはある程度我慢しましょう。
どうしても載せる必要がある場合は、自動返信メールに記載するか、ページの最後の方に注意書きを載せるようにします。
またはよくある質問ページをを作ってそこに載せるのも有りです。
そうすることで、無駄な問い合わせも減らすことができます。
問い合わせ・申し込みをする理由がない
申し込み・問い合わせををする理由があるとCVR率がかなり上がります。
この理由がないとユーザーは今すぐに申し込み・問い合わせをする必要がなく、「今度時間があるときにしよう」となってしまい、結局は申し込み・問い合わせをしないという結果になってしまいます。
改善策
- ◯月◯日までに申し込みで20%割引!
- 先着50名様の特別サービス!
- いつまでに申し込んでくれたら通常よりも5個多くプレゼント!
このように今すぐに問い合わせ、申し込みをしないと損だと思ってもらうようにすることで、コンバージョン率(CVR)は上がってきます。
個人的にこの改善が最も効果が大きかったです。
ただホームページの目的がしっかりとしていること、問い合わせ・申し込みフォームがシンプルでわかりやすことが前提です。
問い合わせ・申し込みページまでの導線が弱い
どこで申し込んだらいいのか?
どこで問い合わせたらいいのか?
これがわかりずらいとCVR率は上がりません。
改善策
画面内に常に問い合わせ・申し込みページに行くためのバナーなどを配置しましょう。
申し込みたい!問い合わせたい!とユーザーが考えたときに、誘導できないのはもったいないです。
情報量が多すぎる
情報量(文字量)が多すぎてもユーザーがホームページから離脱してしまう原因になります。
パソコンでホームページを見る分には、あまり気にならないのですが、スマートフォンサイトでは情報量(文字量)に注意しなければなりません。
スーマートフォンサイトでは小さい画面の中に、たくさんの情報(文字)がありすぎるとうんざりしてしまいます。
スマートフォンサイトでは適度の画像と適度な文字数で、デザインすることが重要です。
改善策
- デザインなどをしたら必ずスマホで確認するようする
- スマホファーストでデザインをする
- スマホのスクロールに合わせてデザインをする
今では7割以上がスマホからのアクセスになります。
なので、スマホでのデザインを先にしてから、PCのデザインを確認していったほうが効率がいいです。
ユーザーが未来をイメージできていない
ユーザーがその商品・サービスを利用することで、どんな未来が待っているのか、それを具体的に提示できるとコンバージョン率(CVR)は上がります。
極端な例ですが、
- この教材を使えば偏差値が50上がります!
- これを実行すればSEOで1位を取ることができます!
- これを使えば-30キロも短期間で達成できます!
このような広告よく見ませんか?
商品・サービスを使ってどんな自分になれるのか、そうなったときの未来を考えてワクワクできますよね!
この想像してワクワクしてもらうことが重要です。
さらにその後に実際に商品・サービスを利用したお客様の声を載せることで、申し込みに対しての不安を少なくすることができます。
ただしここで注意しなければならないのが、嘘はつかないことです。
上の様なキャッチコピーはもはや嘘くさくて逆効果になる可能性が高いです。
なぜそのような結果になるのか、論理的に説明ができないといけません。
まとめ
コンバージョン率(CVR)を上げるために必要な基本的なことを紹介しました。
コンバージョン率(CVR)が上がらないホームページの特徴は下記になります。
- 目的がわからなくなっているホームページ
- 問い合わせフォームが複雑
- 申し込み・問い合わせをする理由がない
- 申し込み・問い合わせまでの導線が弱い
- 情報量が多すぎる
- ユーザーが未来をイメージできていない
基本的なことですが、これができていないホームページは多数あります。
これらができればコンバージョン率(CVR)は確実に上がりますので、まだできていない場合はぜひ実践してみて下さい!